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概要


スペインの首都、マドリードから約70km南のスペインのほぼ中央に位置し、タホ川に包まれるようにできた高台に築かれた古都、トレド。

二千年もの長い年月の間にこの地に栄えた文明の痕跡が、またユダヤ教・キリスト教・イスラム教の3つの文化が融合されて造られた建造物・芸術が、美しく保存されている旧市街が1986年にユネスコ世界遺産都市に指定されました。
カスティージャ・ラ・マンチャ州の州都であるトレドは、街の美観を保護する政策をとっており、旧市街にある建造物などはとてもよい状態で保存され、また新しく建物を作るときも周りと調和するようにと配慮されているおかげで、中世のまま時が止まったように現代化を免れています。

車一台がやっと通れるような細い路地が入り組んだ街のあちこちに教会、ユダヤ教会、モスク、修道院、橋、塔などのいくつもの美しい建造物が建ち、トレドの街がまるでひとつの博物館のようだと言えるでしょう。
神秘性をもつ宗教画家として名を残した16-17世紀の画家、エル・グレコはギリシャ出身で、トレドに魅せられ35歳のときから40年間、住み続け創作活動をしました。
本名はドメニコ・テオトコプーロスと言い、エル・グレコというのはスペイン語で「ギリシア人」という意味です。

トレドを訪れ、もし時間が許せば、「エル・グレコの家」に展示されている代表的作品、「トレド景観と地図」と同じ風景を鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
旧市街からタホ川を越え南側にある展望台からの眺望は忘れられない思い出となるに違いありません。

日本へのお土産は、鉄の上の絵柄に金糸をうめこんだ象眼細工のダマスキナードというアクセサリーや飾り物、また、アラブのものが伝わったというアーモンド粉と砂糖を練って作ったお菓子、マサパンがお薦めです。