概要
海抜1000mを越す高台にある街、セゴビア。澄み渡ったカスティージャの青い空を背景に、16世紀からほとんど変わらないカテドラルやアルカーサルの尖塔のシルエットがとても美しく映える街です。
ある歴史学者はこのセゴビアの街を、街を挟むように流れている二つの川が増水し、航海に出るチャンスを待っている船にたとえたそうです。
なるほど、ガイドブックでセゴビアの地図を見ると、城壁に囲まれた旧市街はアルカーサルの方を舳先にした船の形になっています。
この旧市街の中には、いくつもの歴史的に貴重な建造物が多く残されています。
他の町からセゴビアに着くと、一番初めに目に飛び込んでくる美しい光景に、釘付けになる人が多いと思います。
市の紋章のデザインともなっている、この都市のシンボル、水道橋です。紀元1世紀ごろに建造されたといわれており、ローマ時代の遺跡の中で最も優れた建造物のひとつと言えるでしょう。
切り出した花崗岩をセメントなどを一切使わずに積み上げられていることや、20世紀の半ばまで山のほうから水を引いていたことからも、このローマ時代の技術の高さを推し測ることができます。
セゴビアにいらっしゃったらこの地の名物料理、コチニージョ・アサード(子豚の丸焼き)をぜひお試しください。
子豚は、生後21日以下で約4.5㎏の母豚のミルクだけで育ったものを使っているということです。味付けは塩のみのシンプルなもの。それゆえ、子豚の肉の質が重要となります。
それを、薪を使ったオーブンでじっくり2時間半近く焼きます。皮は黄金色でぱりぱり、中のお肉はとてもやわらかくジューシー。
あるレストランでは、お皿でもお肉が切れるほどやわらかいとデモンストレーションするところもあります。