歴史
メリダは、紀元前25年、「エメリタ・アウグスタ」という名前でアウグストゥス帝の命令で建設された都市で、2つの熟練ローマ軍団「第5アラダウエ」と「第10ゲミナ」が入植しました。
ここにはもともと住民がいたのですが、彼らにローマ市民権を与えることによって、軍の入植を認めさせたのでした。
その後、この都市は、ローマ属州のひとつである、現在のポルトガルとエクストゥレマドゥーラ州に広がっていた、ルシタニアの州都となりました。
このように、メリダの輝かしいローマ時代が始まり、ローマ劇場、円形闘技場、寺院、橋、水道橋などの素晴らしい建築物が次々と建てられていきました。
西ローマ帝国の崩壊までの数世紀の間、メリダはいくつかある都市の中でも司法、軍事、経済、文化の中心地として、重要な位置を占めていました。
帝政期ローマの著述家、アウソニウスによれば、ローマ帝国の都市の中でも9番目の都市として上げられるほどで、あのアテネをもしのぐ位置にあったようです。
ローマ帝国崩壊後のメリダには、5~6世紀には西ゴート族が定住し、8世紀のはじめからはイスラム教徒が入ってきました。
そして、1230年、レオン王国のアルフォンソ9世によって、メリダはキリスト教徒の手に戻りました。