みどころスポット
アルカラ大学(サン・イルデフォンソ学院)
1499年にシスネロス枢機卿によって創設された大学。内部には、サン・イルデフォンソ学院や礼拝堂、大講堂などがあり、町の一番の観光名所と言えます。サン・イルデフォンソ学院の正面ファサードはルネサンス様式の傑作で、サラマンカやセゴビアの大聖堂も設計したロドリゴ・ヒル・デ・オンタニョンの作品です。大窓や宗教彫刻、浮き彫りなどで装飾された優雅な外観は圧巻です。また、「哲学者のパティオ」や「三ヶ国語パティオ」などいくつかの中庭も残されています。礼拝堂には、シスネロス枢機卿が埋葬されています。大講堂は現在でも盛大な入学式や、スペイン語文学最大の賞であるセルバンテス賞の授賞式の会場として、重要な役割を担っています。
セルバンテスの生家
世界的に著名な騎士物語小説『ドン・キホーテ』の作者、ミゲル・デ・セルバンテスが幼少期を過ごした家が再現されています。マジョール通りの中心にひっそりと建つこの2階建ての建物は、内部に中庭、1階には食道や台所、外科医だった父親の仕事場などがあり、2階には居間や寝室、セルバンテスの出版物も展示されています。家具や絵画、陶器なども16世紀当時の雰囲気を残しており、文豪を生み出した生活の一部を垣間見るようでとても興味深い名所となっています。
大司教館
13世紀にトレドの大司教によって、要塞兼住まいとして建てられました。スペイン内戦中に起きた火災により建物内部の多くは焼失してしまいましたが、歴史的には重要な建物と言えます。歴代のトレド大司教の住まいとして長年機能していただけでなく、新大陸到達を成功させたコロンブスがカスティージャ女王イサベルに初めて謁見したのもこの大司教館です。現在はアルカラ・デ・エナレス司教区本部として使われています。
カテドラル(マヒストラル大聖堂)
殉教した聖フストと聖パストールが埋葬された場所に建てられたとされ、内部には彼らの地下礼拝堂があり、聖遺物も納められています。二人はアルカラ・デ・エナレスの守護聖人となっています。「マヒストラル(教師協会)」の称号を持つためには、聖堂参事会員全員が大学の教師でなければならず、その条件を満たした教会は世界でも二つのみです。一つはベルギーの聖ペテロ教会、そしてもう一つがこのカテドラルです。